市川高等学校のちょっといい話
高校日本一の部活動
今日は、特に皆さんの持っている優れた心の知性を発揮し、市川高校全体が良くなるように協力をお願いしたいと思います。
以前、こんなことがありました。
下校時の列車補導で本校の先生がJR播但線に乗車しました。
電車が福崎駅に到着した時、高齢者の方が6名程その車両に乗ってこられたそうです。
すると、その様子を見ていた本校3年生の集団がすぐに席を立ち、高齢者の方に席を譲ってくれました。
こういった「人を思いやる気持ち」は、たいへん価値があり、素晴らしいことです。
その生徒諸君には、心からお礼を言いたいと思います。
彼らは日頃から意識し、心の準備をしているからこそ「どうぞ、座ってください。」といった声かけができるのだと思います。
私はそのような心掛けが、立派で価値のあることであり、このような生徒がたくさんいる学校が、本当にいい学校なんだと思います。
ある時、私は次のような経験をしました。
偶然ではありますが、日本一強い高校の部活動の生徒たちが、遠征から帰ってくる様子を見たのです。
ちょうど、バス停から小高い丘の上にある生徒寮に帰る途中でした。
彼らは30名近くの部員を擁するチームであるにもかかわらず、一年生から順に一列に整然と並んで、無駄話を一切せず静かに帰って行きました。
私が彼らを「すごい!」と思ったのは、そこに引率の先生がいなかったことです。
そのチームが本当に強いかどうかは、練習を見なくても日常生活を見ればよくわかります。
これは、学校にも言えることです。
その学校が本当に良い学校かどうかは、生徒の登下校を見ればよくわかります。
皆さんが二列できちんと並んで登下校することは、周囲の人に対する思いやりのある行動です。
とても大きな価値があります。
二列できちんと並んで登下校することに、協力をお願いします。