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1学年 Unicef人権学習

行事

令和6年12月12日(木)、兵庫県Unicef協会ボランティアスタッフの利根素子さんをお迎えし、1学年の人権学習を実施しました。

○今、世界で起きていること

パレスチナやウクライナ、イエメンで起きている戦争・紛争の現状を学び、

世界中で紛争や地雷による被害に苦しんでいる人たちがいることを知りました。

また、アフリカで起きている深刻な干ばつや世界的な水不足・気候変動の一因が、

私たちが住んでいる先進国から排出されるCO2であることにも触れ、

その原因について皆で考えました。

○Unicefと世界の子どもたち

Unicefの活動目的を学び、

実際に世界各国でどのような活動を展開されているのか、

その活動にどれくらいの資金が必要なのか、

私たちの募金が、どのようにして世界で子どもたちの命を救っているのかを

クイズ形式で教えていただき、ほんの少しの支援でも、

多くの命を救うことができるとわかりました。

世界のどこかで6秒に1人、子どもの命が消えているという現状を知り、

自分たちにもなにかできることはないかと、

生徒たちも終始真剣に話に聞き入っていました。

○私たちがつくる未来は

子どもの権利を守るためには、平和な未来をつくるためには、何が必要なのか。

2013年に国連で平和を訴えたマララ・ユスフザイさんのスピーチや、

今年度、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことなどから、

平和について一人ひとりがあらためて考える時間となりました。

○質疑応答

「利根さんは何故ボランティアを始められたんですか?」

「これまでの活動で一番大変だったことは何ですか?」

など、たくさんの質問が飛び交い、一つひとつの質問に対して

丁寧にお答えいただきました。

○感謝の言葉

今日の講演を通して、私たちは知らなかった世界の様子を知ることができました。

また、平和とは何かを考える機会になりました。

平和は私たち自身で作れるものだと思いました。

同席した生徒会副会長より、利根さんに対し感謝の言葉をお贈りしました。

世界の平和について、市川高校ではこれまで、

ウクライナ難民にオニギリを配る「フリーオニギリプロジェクト」への支援や、

バヌアツ地震をきっかけに世界で起きた大きな災害に対する募金活動、

国内においては赤い羽根共同募金や熊本地震・能登半島地震への募金活動など、

生徒会が中心となって積極的に支援活動を行ってきました。

Unicefの募金活動にもこれまで何度も協力させていただき、

今現在、世界で起きている状況に目を向けて、

高校生の目線で「いま、自分にできること」を模索し、実践しています。

この度の人権学習にあたり、

ご来校いただきました兵庫県Unicef協会の利根素子様をはじめ、

ご協力いただきましたすべての皆様に感謝いたしますとともに、

一刻も早く世界の戦争・紛争が終結し、

すべての子どもたちに平和な未来が訪れることを心より祈念いたします。