令和8年4月9日(木)、本校体育館にて、第68回生入学式を挙行しました。
〇新入生入場




新しい制服に身を包み、新入生127名が体育館に入場しました。
〇入学許可






学校長を前に学級担任が新入生一人ひとりの名前を読み上げ、
名前を呼ばれた生徒たちの元気な声が体育館に響き渡りました。
学校長により68回生の入学が許可されました。
〇学校長式辞



澄み渡る青空のもと、校舎へと続く坂道には春の光に舞う桜の花びらが輝いています。
名残の桜が美しく咲き誇る今日の佳き日に、希望に満ちあふれた127名の新入生を迎えることができ、教職員一同、大変嬉しく思っております。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
本校を選び、今日この場に集ってくれたことに、心から感謝いたします。
また、保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
さて、体育館の正面向かって右手には「自己知(じごをしる)」という言葉が掲げられています。
草書体で書かれているため、初めて見た人には少し難しく感じるかもしれません。
しかし、この「自己知」という言葉こそが、本校で学ぶ皆さんにとって最も大切な問いとなります。
「自己を知る」とは、「自分とは何者なのか」「どのように生きるべきなのか」を、自分自身に問い続けることです。
高校生活では、勉強や部活動、人との出会いを通して、多くの経験を積むことになります。
嬉しいこともあれば、悩みや苦しさを感じることもあるでしょう。
しかしその一つ一つの経験が、自分自身を知るための大切な機会となります。
また、その言葉の傍には、厳しい表情で正面を見据える達磨大師のお姿が掲げられています。
このお姿は、自らの弱さや迷いと向き合い、苦難に耐えながらも、自分を見失わずに生きようとする姿を表しています。
現代は、インターネットを通じて瞬時に多くの情報が手に入る時代です。
知りたいことがあれば、すぐに答えを見つけることができます。
しかし、そのような時代だからこそ、実は最も難しいのは「自分自身を知ること」です。
周囲の情報や他人の評価に流されるのではなく、自分の心と静かに向き合い、自分自身を客観的に見つめることが大切なのです。
本校では、「坐禅」の時間を大切にしています。
静かに座り、自分の心を見つめる時間の中で、自分の内側にある「尊い心」に気づいてほしいと願っています。
お釈迦様は、「誰もが皆、仏様の心を持っている」と説いておられます。
人に優しくしたいと思う心、困難に立ち向かおうとする勇気、そのような心こそが、皆さんの中にある尊い心です。
私たちは日々の生活の中で、不安や迷いに心を乱されることがあります。
しかし、静かに自分と向き合うことで、もう一人の自分が、今の自分を客観的に見つめてくれます。
「自分は何に悩み、どう生きていきたいのか」を考える時間を大切にしてください。
市川高校のスクールモットーは「わたしが変われば 世界が変わる」です。
自分の考え方や行動が変われば、見える景色も変わります。
皆さんには、自分自身を信じ、失敗を恐れず、一歩ずつ成長していってほしいと思います。
私たち教職員は、皆さんのかけがえのない三年間を全力で支えてまいります。
新入生の皆さんが夢と希望を持ち、本校での高校生活を実り多きものにされることを願い、式辞といたします。
〇新入生代表宣誓



感謝する気持ちを忘れず、
一つ一つの行動に責任を持って
勉学や部活動に精いっぱい励んでいきます。
登壇した代表生徒が力強く誓いの言葉を述べました。
〇理事長戒辞


入学式では、理事長による戒辞が代読され、新入生127名の入学を祝う言葉が贈られました。
戒辞では、高校生活の三年間は知識を学ぶだけでなく、自らの在り方を確立する大切な時間であると述べられました。
また、宗門安心章の
「主人公として惺々として覚めたれば、随所に主となって立所皆真なり」
という教えをもとに、自らの人生に責任を持ち、環境に左右されず主体的に生きることの大切さについて説かれました。
さらに、本校で行う坐禅を通して自分自身と向き合い、こころを調えることの意義にも触れ、
「我はいかに生きるのか」
という問いに真摯に向き合いながら、勉学や日々の生活に誠実に取り組んでほしいと新入生へ激励の言葉が送られました。
最後に、「生徒・保護者・教職員がそれぞれの覚悟を胸に、新たなご縁を大切にしながら、三年後の成長を目指して共に歩んでいきましょう」と結ばれました。
〇来賓祝辞


真人会(同窓会)会長の藤本氏より、後輩にあたる68回生に対し、あたたかい祝辞を頂戴しました。
〇在校生代表歓迎の言葉


市川高校は、新しい自分を見つけることができる場所です。
困ったときは、いつでも私たちを頼ってください。
共により良い市川高校を創っていきましょう。
在校生を代表して、生徒会長より歓迎の言葉を述べました。
〇対面式



新入生と在校生それぞれの代表生徒が硬く握手を交わした瞬間、会場は大きな拍手に包まれました。
〇新入生退場


この後、新しいクラスでのホームルームを行いました。
〇新入生保護者対象情報リテラシー講話



生徒が退場した後、保護者の皆さまを対象に「情報リテラシー講話」を開催させていただきました。
本校や他校での事例をもとに、市川高校の生徒指導の考え方や対応の方針についてご説明させていただき、「生徒の指導においては、ご家庭の協力が不可欠であること」をお伝えさせていただきました。

127名の入学を祝うように、体育館前の枝垂れ桜が見頃を迎えていました。
ここから68回生の高校生活がスタートします。
それぞれが持つ目標に向かって、市川高校で共に円満な人格を育んでいきましょう。
ご来賓・保護者の皆さまをはじめ、第68回生入学式挙行に際しご協力いただきましたすべての皆様に、心より御礼申しあげます。