令和7年7月18日(金)、校内放送にて、令和7年度1学期終業式を挙行しました。
○開式前の静慮
放送に合わせて、各教室で静慮を行います。
静慮によって、落ち着いたこころで終業式に臨みます。
○学校長式辞
全校生徒の皆さん、おはようございます。
今年は早々に梅雨が明けましたが、まだまだ厳しい暑さが続くようです。
熱中症については先日、講師の方からその対処方法を学びました。
自分の健康は自分で守るよう、これからも通学などで暑さを避ける工夫や毎日の健康チェック、のどが渇く前に水分補給をするなど、熱中症の予防に一人一人、取り組みましょう。
今日は1学期の終業式という節目の日となります。
この機会に、4月からの自分自身の生活を振り返り、夏休み以降の取り組みを考える時間にしてほしいと思います。
今日は、1学期に朝礼で話したことについて振り返ってみたいと思います。
4月の朝礼では、呼吸のことについてお話ししました。
今日配付される学校新聞にも、呼吸について書かせて頂きました。
いい姿勢で、深い呼吸ができれば、良い高校生活が送れるようになります。
背筋をまっすぐに伸ばした良い姿勢は、ゆったりと深い呼吸につながります。
新鮮な酸素を体中に送り込むことで、体中のすべての細胞が活性化されます。
このことは、科学的にも証明されています。
そして、ヒトの体の中で一番酸素を必要とするのが「頭」の脳細胞になります。
深い呼吸によって、たくさんの酸素を含んだ血液が脳の細胞に送られると、記憶力や集中力が高まり、ひらめきが鋭くなり、学習効果が上昇します。
いい姿勢で、いい呼吸ができれば、からだと心に自然と元気が湧いてきます。
ですから、しんどい時や辛い時などにも、丁寧に、良い呼吸を繰り返していくよう心がけましょう。
6月の朝礼では、公式Instagramのフォロワー数が日本一になったことを皆で喜びました。
私たちは、全世界に向けて学校生活や学校行事などの活動の1コマを発信しています。
私たちの行動が全世界に発信されても、恥ずかしくない行動かどうか。
フォロワー数日本一の高校の生徒として、その言動が発信されるとどうなるか。
これからも、市川高校のInstagramに注目が集まれば集まるほど、そこに映っている私たち一人ひとりにも注目の目が向けられます。
ひとたび常識に反する不誠実な言動があれば、いわゆる炎上のリスクも待ち受けています。
これまで以上に、私たち一人ひとりの行動にも注目が集まっていることを、あらためて理解して、この夏休みを過ごしましょう。
フォロワー数高校日本一については、大いに誇りを持って、そして責任ある行動をより意識していきましょう。
明後日は、参議院議員の選挙があります。
これも6月の朝礼でお話ししたように、7月20日までに18歳になっている人には選挙権があります。
ネット上にある、「投票マッチング」と呼ばれるサービスなどを参考にして、自分の考えに近い候補者や 政党を見つけて投票に行きましょう。
20問程度の質問に答えるだけで、投票の参考になります。
若い世代の意見を政治にもっと反映するためにも、ぜひ政治に関心をもって、注目してほしいと思います。
若い世代には、若い世代の「社会を変える力」があります。
選挙権がある生徒は、必ず投票するようにしましょう。
いよいよ 明日から夏休みに入りますが、
みなさんの心と体と頭の成長は、休みになるわけではありません。
読書などを通して知識を高める、部活動などで体を鍛える、補習などに取り組んで頭脳を鍛える。
特に3年生は、自分の将来に向かって、しっかり自分をレベルアップさせてください。
全校生徒の皆さんが事故なく、健康で、充実した夏休みを過ごし、心身ともにリフレッシュをして元気に2学期を迎えられることを願って、終業式の式辞といたします。
○表彰披露
バレーボール部
(公財)日本バレーボール協会C級公認審判員資格認定証
1年4組 杉本
第4回 神崎郡一般男子バレーボール大会
優秀選手賞 2年2組 藤澤
2年2組 大和
○壮行会
8月2日(土)から三重県津市で開催される令和7年度全国教員卓球選手権大会に出場される岡本先生に対し、壮行会を実施しました。
(この後、校長室で記念撮影を行いました。)
○連絡事項
教頭先生より、夏の甲子園予選大会に応援に行く際の注意事項と、
生徒募集部長より、8月24日に実施するオープンスクールへの協力依頼がありました。
○生徒指導部長より
今年度も、大きなトラブルなく、ここまで順調に過ごすことができています。
私は、どんなに大きなトラブルでも、未然に防ぐことは可能だと考えています。
ぜひ、2学期も落ち着いた高校生活を送れるよう、引き続き皆さんの協力をお願いします。
「Ask not what your country can do for you—ask what you can do for your country.」
これは、私の好きなジョン・F・ケネディ大統領の言葉です。
簡単に言えば、「何かをしてもらうのではなく、自分に何ができるかを考えよう」ということです。
世の中には、受動的な考え方を持つ人が多くいます。
しかし、受け身の姿勢では、不満ばかりが募ってしまいます。
私自身、このケネディ大統領の言葉から、能動的に考えることの大切さを学びました。
校則や指導は、押しつけられるものと捉えられがちです。
ですが、「自分には何ができるか」と考え始めることで、物事の見え方は大きく変わります。
実際に、行事に積極的に協力してくれている生徒たちは、
「こうしてみましょう」「こうしたらどうですか」と、たくさんの前向きな提案をしてくれます。
皆がそのような姿勢になれば、学校は今よりもっと良くなっていくはずです。
学校とは、ただ与えられる場ではなく、一人ひとりが作り上げていく場所なのです。
夏休みを通して、多くの経験を積み重ね、
2学期も皆さんの活躍を心から楽しみにしています。