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令和6年度 3学期始業式

行事

令和7年1月8日(水)、校内放送にて、令和6年度3学期始業式を挙行しました。

○教室の様子

この日も感染症流行防止の観点から、放送にて終業式を執り行いました。

○開式前の静慮

静慮によって、落ち着いたこころで式に臨みます。

○学校長式辞

皆さん、明けましておめでとうございます。

輝かしい初日の出とともに、令和7年、

2025年がスタートしました。

3学期の始業式にあたり、相田みつをさんの言葉を紹介します。

「夢はでっかく、根はふかく」

今、校門横の掲示板に書かせてもらっています。

相田みつをさんについては、知っている人も多いと思いますが、

沢山の言葉を世に残された方です。

そして、みなさんと同じように坐禅にも取り組まれました。

新年にあたって、改めて生徒のみなさんに尋ねたいと思います。

「あなたが目指している夢や目標は、何でしょうか」

例えば、「将来は自宅から通える〇〇大学に進学したい」

医療系の専門学校へ進学したい」

地元で働いて社会に貢献できるようになりたい」

福祉関係の仕事に就いて人々を助けたい」

あるいは、「苦手な教科を克服したい」

部活動で県大会へ出場したい」

思いやりのある人になりたい」など……。

夢や目標を抱くことは、とても大切なことです。

人生を生きていく上で、やる気をもたらしてくれます。

大リーグで前人未到の記録を残している、大谷翔平選手も言っています。

「人生が夢をつくるんじゃない、夢が人生をつくるんだ。」

高校時代に作った人生のスケジュール表のど真ん中に

このように書かれています。

では、夢や目標を達成させるためには、何が大切でしょうか。

相田みつをさんは、

「地面深くにしっかりと根を張ること」が大切だと言っています。

しっかりと根っ子が張られていないのに、

幹だけが大きくなっても、それを支えることが出来ないと、

その木はやがて倒れてしまうでしょう。

みなさんが夢や目標という大きな志を持って、

その志を果たしていくためには、

地面深くに基礎・土台をしっかりと築いていくことが大切になります。

大きな地震があっても、根っこが広く張っていれば、

持ちこたえることができます。

では、この根っことは、

私たちにとってはどのようなことなのでしょうか。

本校の校訓の中に、根っこを張っていくためのヒントがあります。

「崇高な精神」を養うために、

自分を見つめる時間、静慮や坐禅の時間を大切にすること

「健康な身体」を作るために、

自分で自分の健康をコントロールしていくこと。

「円満な人格」を完成させるために、

自分も他人も大切にしてそして感謝と奉仕の心をもって、

人のために協力して行動していくこと。

このような校訓を実践していくことが、

地面に深く根を張ることになります。

「夢はでっかく、根はふかく」です。

1年の始まりは、3学期の始まりでもあります。

1・2年生にとっては、

3学期は学年最後の締めくくりの学期となります。

3年生にとっては、

高校生活最後の締めくくりの学期になります。

自分のやるべきこと、自分ができることに一生懸命取り組み、

目標をしっかり持って、この3学期も頑張っていきましょう。

締めくくりや終わりは、必ず次の始まりにつながっています。

それぞれが元気に活力を持って、

次の始まりに向かってこの3学期を取り組んでほしいと思います。

次の連休、13日の月曜日は「成人の日」です。

法律上は18歳になれば、その日から成人年齢となりますので、

3年生の多くはもう既に、成人年齢になっています。

1・2年生も近い将来、大人になるという自覚と責任を持って、

学校生活をこれまで以上にしっかり送るようにしてください。

三学期という締めくくりの学期が、

一人ひとりにとって充実したものとなることを願って

始業式の式辞といたします。

○生徒指導部より

私は常々、「守・破・離」という言葉を大切にしています。

社会のマナーは、守って、学んで、身につける。

世間では、「何でも言ったもん勝ち」の風潮がありますが、

常識やマナーのない者は、社会では認められません。

まずは、普通の事を、普通にできるようになることから始まります。

一番残念なのは、「あいつもやっているから」というだけで

ルールを破る人間です。

ルールやマナーを守るのは、人間形成の第一歩です。

それらができている生徒は、言葉の使い方も変わってきます。

私は、「言葉使い」とは、自分で身につけることができる、

唯一のおしゃれだと思っています。

言葉の使い方によって自分を美しい存在に変える、

また、フランクな存在に変えることができる、

唯一のおしゃれです。

皆さんは、正しい言葉使いができていますか?

その場、その場で自分で判断して、言葉を使えていますか? 

社会に出て学ぶ人もいるでしょうが、

その場合は大抵、失敗をした時です。

学生である今、失敗できる今のうちに、

正しい言葉使いを身につけておきましょう。