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令和6年度 1学期終業式

行事

令和6年7月19日(金)、本校体育館にて令和6年度1学期終業式を挙行しました。


○開式前の静慮

静慮によって、落ち着いた心で終業式に臨みます。

○学校長式辞

皆さん、おはようございます。

梅雨明け前の、厳しい暑さが続いていますが、

梅雨が終わると、いよいよ本格的な夏となり、

今年は、10年に一度の猛暑の夏になるという

予報もなされています。

夏休み中の補習や部活動などでの通学で暑さを避ける工夫や

毎日の健康チェック、のどが渇く前に水分補給をするなど、

一人ひとりが、熱中症の予防に取り組みましょう。

さて今日は、1学期の終業式という学期の節目の日となります。

この機会に、4月からの自分自身の生活を振り返り、

夏休み以降の取り組みについても考えてみましょう。

今日、このあと受け取る1学期の通知表を踏まえて、

一人ひとりが、これからどうするか、

この夏休みにどのように取り組むべきなのか、

自分の目標進路に向かって、一度、立ち止まって考えてみましょう。

高校生活においては、勉強も部活動も、苦しいときがあります。

苦しいことから逃げるのか、苦しいけれど向き合うのか。

どちらかになります。

苦しいことから逃げる人は、

逃げれば逃げるほど、余計に苦しくなります。

苦しくても逃げずに取り組んだ経験は、

次に活かすチャンスとなります。

苦しみが、「教訓」や「自信」に置き換わります。

今回の学校新聞では、「失敗」について書かせていただきました。

人は誰しも、失敗を経験します。

失敗を経験したことのない人はいません。

この「失敗」については、

就職試験や大学などの小論文試験のテーマとしてよく出題されます。

「失敗についてあなたの考えを書きなさい。」

「失敗から学んだことについて書きなさい。」

というようなテーマです。

このような課題に対し、みなさんはどのようなことを書きますか。

「失敗」にまつわることわざに、

「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、

このことわざの意味は、

失敗した経験を通して失敗の原因をみつけ、

同じ失敗を繰り返さないことで、成長していくことにあります。

失敗することは、恥ずかしいことではありません。

むしろ、失敗から得られることの方がはるかに多いものです。

とはいえ、失敗しないに越したことはありませんが、

多くの失敗を経験したからこそ、

多くの成長ができるということもまた、間違いではありません。

具体的には、1学期を振り返って、遅刻・欠席が多かった生徒は、

遅刻・欠席の理由を振り返りましょう。

原因として、夜更かし、スマホの利用など、どうでしたか?

友人関係でうまくいかなかった生徒は、

うまくいかなかった理由を振り返りましょう。

SNSでのコメントはどうだったでしょうか、

相手を傷つける言葉がなかったでしょうか。

うまくいかなかった理由を振り返りましょう。

また、部活動で思うような成果が上がらなかった生徒は、

一つひとつの練習が結果につながる練習になっていたでしょうか、

体調管理が行き届いていたでしょうか。

その理由を振り返りましょう。

失敗を振り返らずに、問題を残したままにしないでください。

夏休みは、これまでを振り返り、

うまくいかなかったことを、成長につなげられる

大切な期間となります。

自分自身で、1学期を振り返って、

2学期を迎えてください。

一人で考えるのが苦手な人は、

誰か信頼できる人にアドバイスを求めることも大切です。

先生や保護者、先輩、時には友達にアドバイスをもらいながら、

成長していってほしいと思います。

このような成長の積み重ねが、

自分の目標の実現へと繋がっていきます。

その時、その時を大切に振り返り、

丁寧に高校生活をすることの意義を、

あらためて心に留めて欲しいと思います。

「失敗」の積み重ねから、

将来の「成功」や「喜び」が、生まれます。

自分の幸せのために、失敗を自分の強さにつなげていってください。

いよいよ 明日から夏休みに入りますが、

みなさんの心と体と頭の成長は、休みになるわけではありません。

読書を通して知識を高める、

部活動などで体を鍛える、

補習などに取り組んで頭を鍛える。

特に3年生は、自分の将来に向かって、

自分をしっかり鍛えてください。

皆さんが 事故なく、健康で充実した夏休みを過ごし、

心身ともにリフレッシュし、元気に2学期を迎えられることを願って、

終業式の式辞といたします。 

○表彰披露

日本漢字能力検定 準2級に合格した4名の生徒を表彰しました。

○壮行会

令和6年度全国教員卓球選手権大会(8月14日~17日・愛媛県武道館)

に出場する教諭の壮行会を実施しました。

○生徒指導部より

夏休みは多くの経験を得ることができる機会です。

今日は皆さんに「ルール」について考えてもらいたいと思います。

オリンピックに出場予定だった19歳の選手が、

喫煙が発覚し、チームを離脱するというニュースがありましたね。

世間では「かわいそう」という声もありますが、

ルールを適用するとはそういうことなんです。

国には法律が、学校には校則があります。

明らかにルール違反をした者に対しては、相応の罰則があります。

ルール違反がカッコいいと思っている者、

注意されても、「〇〇もしてたやん!」と言う者、

悪いけど、そういう言葉は社会では通用しません。

「自由」と「ルール」があることをちゃんとわきまえて、

是非、良い夏休みにしてください。