令和5年7月20日(木)、本校体育館にて、令和5年度 1学期 終業式を挙行しました。
〇学校長式辞
皆さん、おはようございます。
連日、厳しい暑さの日が続いています。
健康管理できていますでしょうか。
新型コロナの分類も、「5類」に移行してから、
3カ月が経とうとしていますが、
沖縄などでは、第9派の流行に入っていると言われています。
夏休みに入ると、人の移動が多くなり、感染拡大が心配されています。
若い人のコロナ感染は症状が軽くても、
高齢の家族へ感染させるなどの恐れがあります。
油断してはいけません。
夏休み中の補習や部活動などについては、
熱中症対策とともに、引き続き感染予防対策の協力をお願いします。
さて、今日は、1学期の終業式という学期の節目の日となります。
この機会に、4月からの自分自身の生活を振り返り、
夏休み以降の取り組みを考えるチャンスにしてほしいと思います。
高校生活においては、勉強も部活動も、苦しいときがあります。
苦しいことから逃げるのか、苦しいけれど向き合うのか。
どちらかになります。
苦しいことから逃げてしまうと、後で余計に苦しくなります。
苦しくても 逃げずに取り組んだ経験は、
必ず次に活かすチャンスとなります。
苦しみが、教訓や自信に置き換わります。
学校新聞にも記載していますが、雑な生活をすると、
苦しいことや辛いことが来ることが多く、
うれしいことはなかなかやってきません。
生活の一つ一つの用事を雑に扱わず、
常に丁寧に物事に対して取り組んでいけば、
必ず成功や喜びが訪れると思います。
大切なことは、日常の小さなことにも丁寧に向き合うことです。
例えば、授業中には先生の話を真剣に聞くこと。
その授業が得意科目であっても、苦手科目であっても、
真面目に取り組む姿勢を持つことは非常に重要です。
授業中は、他のことに気を取られず、
目の前の授業に全力を注ぎましょう。
そのような姿勢が、自分の将来の成長につながります。
また、学校生活以外の場面でも同じようなことが求められます。
友人や家族とのコミュニケーションにも、
真摯に向き合いましょう。
相手の話をよく聞き、思いやりのある態度で接すれば、
良い人間関係を築くことができます。
誰かの悪口を言ったり、SNSで悪口を書き込んだりすれば、
必ず、自分に返ってきます。
さらに、自分自身の健康にも丁寧さを持つことが大切です。
校訓にある「健康な身体」とは、
学業や人間関係を築く上での基盤となります。
視力や歯、そのほか治療や検査を勧められている生徒は、
夏休み中に治療を済ませましょう。
自分の健康管理は、自分で維持して、
そして、適切な睡眠やバランスの取れた食事、
適度な運動を心掛けることで、
健康な心と体を自分でコントロールすることができます。
いよいよ 明日から夏休みに入りますが、
みなさんの心と体と頭脳の成長は、
休みになるわけではありません。
読書を通して知識を高める、部活動などで体を鍛える、
補習などに取り組んで学力を鍛える。
特に3年生は、自分の将来に向かって、
自分自身をしっかりと鍛えてください。
皆さんが事故なく、健康で、充実した夏休みを過ごし、
心身ともにリフレッシュをして、
元気に2学期を迎えられることを願って、
終業式の式辞といたします。
〇表彰披露
柔道部
第77回兵庫県民スポーツ大会柔道競技
少年男子60kg級 第3位
バレーボール部
第2回神崎郡一般バレーボール大会
第3位
〇生徒指導部より
3か月前の始業式で、「メラビアンの法則」についてお話ししました。
さて、1学期で皆さんはどう変わったでしょうか?
高校生活では、できるだけ意識して、
毎日の出会いの瞬間を大切にしてください。
学校や家でできていないことは、
絶対に本番(大事な場面)ではできません。
日頃の態度・服装・姿勢を意識して、
自分の目標をつかみ取るために努力しましょう。
9月1日、新たな覚悟で皆さんに会えることを楽しみにしています。
この後、「夏期休業中の生徒心得」を抜粋して説明しました。