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「花まつり行事」を実施しています

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令和6年5月7日(火)から10日(金)の間、「花まつり行事」を実施しています。

約2500年前にお釈迦様がお生まれになったのが4月8日とされており、

この日を仏道では「降誕会」、

一般的には[花まつり・灌仏会(かんぶつえ)」といいます。

安置された誕生仏に甘茶を注ぐことで仏を供養し、

子供たちの健康を祈る仏教行事として古くから親しまれています。

(この地域では1カ月遅れの5月8日に行うのが一般的です。)

○本校における花まつり行事

本校においても、例年は温水プールの水泳教室に通う

地域の子供たちと一緒に「花まつり」を実施しておりましたが、

温水プールの休館に伴い、ここ数年は坐禅の授業の中で、

在校生の皆さんに灌仏(かんぶつ)を体験してもらっています。

○坐禅の授業での灌仏(かんぶつ)の様子

 

灌仏とは、花で飾られたお堂(花御堂)の中に

甘茶を注いだお盆(浴盆)を置き、

そこに右手で天を、左手で地を指し示したお釈迦様の誕生仏を安置し、

柄杓で甘茶をすくって頭上から注ぎます。

「お釈迦様の誕生をよろこび、天に9匹の龍が現れて甘露の雨を降り注いだ」

という故事を模して、甘茶をかける風習が生まれたとされています。

○花御堂と誕生仏

 

大切なことは、釈尊誕生の仏事を行ずるお互いが、

お釈迦さまと同様に人間の尊さに目覚め、

混迷する今日の社会の中でしっかりと歩む覚悟を持つことです。

仏教行事は全て、過去の行事を行いながら今日只今の自分に向けた

心理への問いに他なりません。

共に日々の精進あらんことを。