静慮の導入について 2014/12/03
本校では、今年度後期より「静慮」という取り組みをはじめました。
この静慮には、「心静かに考える」また、「落ち着いた心」という意味があります。
方法としては、
授業開始時に、委員長の「起立」の号令で全員が立ち上がり合掌し、授業者の「静慮」の発声で、全員がそのまま目を閉じて黙想をします。
しばらくして、授業者の「静慮やめ」の発声で黙想をやめ、礼、着席をします。
これは、本校建学の精神に則り授業が始まるにあたって全員が静かに黙想をし、落ち着いた心で授業に取り組むことを目的としています。
昨今の若者は、「空気」や「ノリ」といった言葉をよく使います。しかし、周りに流されてしまっては、本当に大事なことは見えてきません。今、自分が何をすべきか。何のためにここにいるのかをしっかりと考え、自覚することができれば、その人の態度や周囲の人への接し方は変わってきます。
静慮をすることによって、このようなことに少しでも早く気付くきっかけになればと考え、この取り組みをはじめることとなりました。
授業に入る前に静かに黙想し、生徒の皆さん一人ひとりが、心と身(からだ)を整えてくれることを願っています。