市川高等学校のちょっといい話
日本に住む人々が評価される理由
今日は、私たち日本人についてお話ししたいと思います。
私たちが住んでいる日本という国は、実は2000年も前からずーーーーっと継続して、世界から高い評価を受けてきました。
私も以前はなんとなく、日本に住んでいる人は優秀なんだなーと思っていましたが、色々な本を読むうちに、はっきりとその理由がわかるようになりました。
最初は、日本人は頭がいいんだと思っていたのですが、そうではないんです。
日本人が優れているのは、人に対する思いやりがあって、ルールやマナーをきちんと守れているという点です。
そして、そういったことを「美しい」とする文化を持っていることです。
相手の気持ちを考えて言葉を発し、相手の気持ちを考えて行動することができる。
こういったことを、私たち日本人は大人の考え方だと自覚しているのです。
それは、人間として最も大切で、価値があることだと思います。
日本という国は世界中においても、有名な多くの方々から素晴らしい評価をいただいています。
例えば、ノーベル賞を受賞し、20世紀最高の物理学者と言われたアインシュタインが1922年に日本を訪れた際、
「この地球という星の上に今もなお、日本というこんなに素晴らしい芸術的伝統を持ち、思いやりのある心の美しさを備えている国民が存在していることに感動しています。」
と発言したことは、世界的にも有名です。
それから1世紀が経過しようとしている今もなお、毎年海外から何万人・何十万人という人が日本を訪れ、日本の文化を高く評価し、感動を与えています。
皆さんにも同じように、思いやりの心があります。
本校も、皆さんのおかげで非常にいい学校だと思っています。
それは、皆さんが学校行事や授業においてきちんとした気持ちと態度で協力をしてくれるからです。
先日もここに書きましたが、下校時の播但線で福崎駅から6人の高齢者が乗ってこられた時、本校の生徒が一斉に立ち上がり、席を譲ってくれました。
この思いやりの心を、本当に嬉しく思うのです。
このような人を思いやる心で、クラスメイト・チームメイト・家族の人と仲良くし、お互い声をかけ、励ましあえる学校でありたいと思います。
これからも更にいい学校になるように、皆さんの協力をお願いします。